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椎貝達夫院長
最新刊
2020年11月25日発売 |
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椎貝クリニック
〒302-0014
茨城県取手市中央町2番25号
取手iセンター3階
TEL0297-84-6751
【診療内容】
CKD(慢性腎臓病)専門
【アクセス】
JR常磐線取手駅西口徒歩2分 |
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関連リンク |
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▶ 腎生会 |
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▶ 腎臓病・腎不全の
特殊食品の店ネフロン |
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eGFR15で腎代替療法(透析または移植)は早すぎる!
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「一般病院・医院の考え」で示した考えは、要するに「腎機能が低下してゆくのを抑える作戦に失敗したから、つぎの方法でいのちを永らえましょう」と言う考えです。
「敗け戦」を認めようと言う考えです。
この考えは世界で共通しています。患者さんには何の反論もできません。
しかし私はこの考えに反対です!
eGFR15にさしかかった患者さんについて詳しくしらべると、生活になにも支障がないことが多いのです。食事はおいしく、睡眠も良好、通勤にも会社での仕事にも何のさしつかえもありません。
診察では、高血圧やむくみについての治療が必要かなと思う程度です。
血液検査でたまに貧血が見つかり、造血ホルモンによる治療が必要なこともあります。
eGFR15では、生活に何の支障もなく、大変元気です。
その人たちにいきなり「透析か移植か」の話しです。
患者さんは医師の話しがとうてい信じられません。「主治医の病院の透析患者を増やしたいから?」とつい勘ぐってしまいます。
私のクリニックでは透析に入ることを勧めるのは「eGFRが6mL/min/1.73㎡台となり、それが2ヵ月間続いたとき」です。腎移植を勧めるのはもう少し早く、「eGFRが10を下回ったとき」です。先に述べたように、血縁者からの生体腎移植しか、移植を受けられるチャンスはほとんどありません。
eGFR15は、まだまだがんばって代替療法(移植、透析)への路に入らないようにできる時期なのです。
ですから、主治医から透析・腎移植の話しが出たら、なるべく早く当クリニックに電話・メールなどでご連絡下さい。
だいぶ混んでいますが「eGFR6までがんばれる」に賛成の方は、できる限り受け入れます。
あなたのお考えをよくお聴きし、当クリニックのスタッフ全員で最大限の努力をします。

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